初芝駅南口にある歯科医院「ひきしょう歯科クリニック」

「プレオルソこども歯ならび矯正法」は、3〜10歳ごろのお子様のためのマウスピース型の矯正方法です。
プレオルソ装置という名前のマウスピース型の矯正装置を使って、歯や顎の位置を調整します。
さらに、お口の周囲筋を鍛えることで、歯並びや噛み合わせを改善します。
この装置は、口呼吸を鼻呼吸に変えることができるだけでなく、 舌の正しい位置や発音を教える機能 (舌矯正装置) も備えています。
プレオルソ装置は、ポリウレタンなどの素材で作られているので、柔らかくて痛みがほとんどありません。

舌の正しい位置とは、舌の先が上顎に触れている状態です。
プレオルソ装置は、このような舌の位置になるように工夫されています。

3〜10歳ごろのお子様で、次のような方はプレオルソ装置で治療が可能です。

• 出っ歯(上顎前突)
• 咬み合わせが深い ( 過蓋咬合)
• 受け口(反対咬合、 下顎前突)
• がたがたの歯ならび (叢生)
• 前歯の上と下が咬み合っていない(開咬)

※上記に該当しても、舌の癖などにより装置がお口に入らない場合は 治療ができません。

プレオルソ装置は、起きているときに最低1時間と、寝るときに使うだけでいいのです。
だから学校に持っていってなくしてしまう心配もありません。
最初は少し窮屈に感じたり、舌に違和感があったりしますが、3〜4ヵ月で慣れます。
装置をつけたまま話すことも可能なので、他の矯正方法よりもお子様のストレスはずっと少なくなります。

寝る前には歯を磨いて！フッ素でむし歯予防をさらに強化！

むし歯ができやすい時期なので、寝る前に装置を外して歯を磨きます。
そのときはフッ素入りの歯磨き粉を使ってください。
そのあとにプレオルソ装置をつけて眠れば、フッ素が唾液で流れにくくなるので、むし歯予防の効果が高まります。

プレオルソ治療後には······

1. 歯並びが綺麗になると、歯みがきがしやすくなって、むし歯や歯周病の予防になります。
2. 食べ物をしっかり噛めるようになります。
3. 自分に自信が持てるようになります。
4. 発音が正しくできるようになります。
5. 嚥下が正しくできるようになります。
6. 口呼吸から鼻呼吸に変わります。（※１）
7. 指しゃぶりを止めることができます。（※２）

（※１）口呼吸について

最近、口呼吸のお子様がとても多くなっています。
アレルギー性鼻炎や扁桃腺の影響もありますが、柔らかい食べ物ばかりであまり噛まないせいで、 口輪筋が弱ってしまっていることも原因の一つです。
プレオルソ装置を使って、お口の周囲筋を鍛えることで、鼻呼吸になる可能性が高まります。
もちろん、すべてのお子様が鼻呼吸になれるわけではありません。

口呼吸の弊害

（※２）指しゃぶりについて

プレオルソ装置を使っている間は、指をお口に入れることができません。
だから指しゃぶりをすることができなくなります。これまで「指しゃぶりはダメだよ!」と怒っていた親御さんは、お子様を叱る必要がありません。
そうするとお子様は叱られないから装置をつけたくなります。
使用時間が長くなれば、歯並びも大きく変わってくるので、一挙両得です。

プレオルソ治療は、他の矯正治療と比べて、お子様やご家族の負担が軽い治療法です。

歯科矯正にはいろいろな治療法がありますが、プレオルソ治療はマウスピース型の矯正装置を使った治療の中でも特に優れています。
プレオルソ治療の特徴は、お子様やご家族の負担が軽く、さらにお口の周囲筋などのトレーニングが一緒に行われることです。
これにより、歯並びが元に戻りにくくなります。

プレオルソ治療の負担が軽い理由

• 柔らかくて弾力のある素材でできているので、痛みがほとんどないです。
• 学校に装置を持っていく必要がないので、なくしてしまう心配がないです。
  (家にいるときだけ使えば十分です)
• 柔らかくて弾力のある素材でできているので、装置が壊れることはほとんどないです。
• 柔らかくて弾力のある素材でできているので、装置をつけたままお口の周囲筋のトレーニングができ、
  歯並びが戻りにくくなります。

矯正治療は大きく1期と2期に分けられ、プレオルソ治療は1期治療に属します。
1期治 療とは、3~10歳 (乳歯の時期~乳歯と永久歯が混在している時期) ぐらいから始める子ど もの矯正治療です。
ケースによっては、プレオルソ治療で1期治療を行い、2期治療として 本格矯正(歯に金具をつけてワイヤーで歯を動かす治療) を行うこともあります。
また、すべて永久歯に生えかわっている12～14歳くらいのお子様の場合、一般的には骨が固くプレオルソの適用が難しいケースも多いのですが、改善効果が認められるケースもありますので、当院ではプレオルソをご提案することもあります。
（もし、プレオルソでは難しく、通常のワイヤー矯正となった場合でも、プレオルソ代の88,000円をお値引きした上でワイヤー矯正に切り替えることができます）

[パターン1] プレオルソ治療のみ

※1期治療としてプレオルソ治療を選択した場合でも、お子様のお口の状態によっては、1期治療中に本格矯正治療を併用することもあります。

[パターン2] プレオルソ治療と部分的な固定式装置の併用

[パターン3] プレオルソ治療後に本格矯正治療

ここで紹介したものは主なパターンです。
お子様によっては、これ以外の治療の流れも考えられます。

2期治療を希望される場合にも、1期治療をしておくと

• 治療期間が短くなる
• 歯を抜かなくてすむ場合があるなど、大きなメリットがあります。